« 寺田和子さん、秋田市文化選奨受賞 | トップページ | 藤原祐子さんの詩「編み笠をかぶれば」 »

2017年7月 6日 (木)

小野昭太郎水石展

漢詩集の著者、小野昭太郎さんの水石展が、秋田市の「さきがけホール」(秋田魁新報社)で7月4日から、9日まで開かれています。ぜひ、ご鑑賞ください。

「日本水石協会」のホームページから

《水石の概念を理解するうえで、非常に参考になる書籍のひとつとして、川端康成氏の「美しい日本の私」という本が挙げられます。この名文には、ことさらに日本美を好み、また体現していた川端氏の考え方が非常に端的に分かりやすく記述されており、この一冊を理解できればおのずから水石という概念も理解が進むと思われます.
   ここでその中の一部を引用させていただきたいと思います。

"日本の庭園もまた大きい自然を象徴するものです。(中略)日本の造園ほど複雑、多趣、綿密、したがってむずかしい造園法はありません。「枯山水」といふ、岩や石を組み合わせるだけの法は、その「石組み」によって、そこにはない山や川、また大海の波の打ち寄せる様までを現はします。その凝縮を極めると、日本の盆栽となり、盆石となります。「山水」といふ言葉には、山や水、つまり自然の景色、山水画、つまり風景画、庭園などの意味から、「ものさびたさま」とか、「さびしく、みすぼらしいこと」とかの意味まであります。しかし「和敬静寂」の茶道が尊ぶ「わび・さび」は、勿論むしろ心の豊かさを蔵してのことですし、極めて狭小、簡素の茶室は、かへって無辺の広さと無限の優麗とを宿しております。

   以上かなり長い引用となりましたが、ここで川端氏が述べている事こそ、水石の基本概念に通じている事なのではないでしょうか。
_igp3377_3

« 寺田和子さん、秋田市文化選奨受賞 | トップページ | 藤原祐子さんの詩「編み笠をかぶれば」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1872965/71066408

この記事へのトラックバック一覧です: 小野昭太郎水石展:

« 寺田和子さん、秋田市文化選奨受賞 | トップページ | 藤原祐子さんの詩「編み笠をかぶれば」 »